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九州脊梁での道迷いにはお気をつけて

2021年11月18日の夕刻、九州脊梁の小川岳で道迷い事案が発生しました。幸い遭難には至らず無事に下山誘導することができましたが、今朝の熊日新聞にも掲載されましたので、一つの事例として私なりに検証した内容を投稿します。自分は大丈夫…とは思わず、ぜひ最後までご一読ください。九州脊梁の山を登山者の方が安心安全に楽しんでいただけるよう、私達にできることをこれからも微力ながら続けていきたいです。

今回の道迷いは小川岳からの下山途中に起きました。赤矢印の方向、舞岳登山口に下りるつもりが、A地点で間違って登山道ではない尾根に入り、青矢印の方向に進んでしまいました。連絡を受け私が舞岳登山口に着いたのが17:30、暗くなったため登山道テープのあるところで動かないよう指示して18:00にB地点で合流、誘導しながら19:00に無事下山することができました。

この登山道テープは6〜7年前に設置されたものです。この番号で警察、消防、役場と位置情報の共有がなされています。(これは山都町が設置しているものですが、五家荘エリアでも五家荘登山道整備プロジェクトによりレスキューポイントが設置されています。)

しかしながら経年劣化が目立ち、倒木などで無くなったテープも多くあります。広範囲なので大変な労力が必要ですが、改めて付け直す時期にきているようです。

皆さんは山に入るとき、家族に自分の行き先を伝えていますか?登山届を出す、登山計画を誰かに伝えておく、車のダッシュボード上にメモを残す、登山アプリのみまもり機能などを活用する、どんな方法でもいいので、もしもの時に自分を探してもらえるのか、今一度考えてから入山するようにしましょう。

石井陽子

紹介された熊日さんの記事はオンラインで見ること出来ます❗️https://kumanichi.com/articles/488772

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